point 2. 実務経験のない未熟な技術者が製造したピアノに注意! |
販売価格が100万円以上するのに、材料はアジア製、しかも、調律学校を卒業したばかりの技術者の卵や
実務経験のない技術者が製造したピアノが存在します。
例えば、ドイツの「マイスター」という国家資格を所有している技術者が製造していると
堂々と宣伝されているピアノがあったとしても、十分な注意が必要です。
マイスターの仕事といえる痕跡はどこにもない、お粗末なピアノに出会う事があるからです。
また、外注で製造したものに、自分たちのメーカー名をつけて販売している業者もありますが、
「最低限のコスト」で作らせているために、当然ながら低品質のピアノになります。
このようなピアノは、外装はよく考えられており、一見おしゃれで、一瞬なかなか良い音?と
感じるのですが、実際は新品なのに中身は不具合だらけ。
展示中に問題がないように見えても、購入して数ヶ月で必ず不具合がでてきます。
修理するにも、もともとの作りがひどすぎるため修理しても良くはなりません。
当店では、このようなピアノについては、修理をお勧めしておりません。
同じ費用をかけられるなら、別のピアノを購入する方が負担も少なく満足度も高いとわかっているからです。
新品で20〜50万円という安価なピアノというのは、まず何かあると思った方が良いでしょう。
加えて、上述のとおり100万円以上するピアノでも注意が必要です。
ピアノを購入する際には、様々なお店に足を運び、様々なメーカーのピアノに触れて
本物の弾き心地、本物の音色を五感に浸み込ませておくことが大切です。
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